親の家の電気やガス、携帯電話などについて、「どこと契約しているのか家族もわかるようにしておきたい」と思うことがあります。
ただ、「契約しているものを全部教えて」「一覧にしておいて」と言うと、親には「お金の管理までされるの?」「勝手に契約を見直されそう」と感じられることもあります。
この話で決めたいのは、料金や契約内容を細かく管理することではありません。生活に必要な契約について、必要なときに家族も契約先を確認できる状態にしておくことです。
「電気とかガスとか、生活に必要なものだけ、どこの会社を使ってるかわかるようにしておかない?料金を細かく見たいわけじゃなくて、必要なときに連絡先がわかればいいんだ。」
一覧にする目的は「契約を管理するため」ではなく、連絡先を迷わないため
親に頼むときは、最初に何のための一覧なのかをはっきりさせます。
「無駄な契約がないか調べたい」「支払いを確認したい」と話を広げると、別の相談になってしまいます。
今回なら、必要になったときに「どこへ連絡すればいいのかわからない」を防ぐため、と伝えれば十分です。
「何か確認したいことが出たときに、電気はどこ、ネットはどこってわかるようにしておきたいんだ。」
親の契約を家族が引き継ぐための表ではなく、今の暮らしで使っている契約先を確認できるメモ、と考えると作りやすくなります。
最初は電気・ガス・通信など生活に直結するものだけでいい
一覧を作るとなると、あらゆる契約を洗い出したくなるかもしれません。
ただ、最初から範囲を広げると、親にとっても家族にとっても面倒な作業になります。
まずは、日常生活で使っているものに絞ります。
- 電気
- ガス
- 水道
- 携帯電話
- 固定電話
- インターネット回線
- テレビや通信に関する契約
家庭によって必要な項目は違います。
「今日は電気とガスと携帯くらいでいいよ。ほかは必要になったら足そう。」
最初から完璧な一覧にしない方が、実際には始めやすくなります。
一覧には何を書けばいい?まずは「契約先」と「確認できる場所」だけ
一覧に書く項目も増やしすぎない方が続けやすくなります。
たとえば、最初は次の程度で十分です。
- 何の契約か
- 契約先の会社名
- 問い合わせ先を確認できる書類や場所
たとえば、
- 電気:○○電力/書類はリビングのファイル
- ガス:○○ガス/請求書は台所の引き出し
- 携帯電話:○○/契約書類は寝室の棚
くらいです。
契約番号や料金、支払い方法まで書くかどうかは、必要性を感じてから考えても遅くありません。
「細かい金額とかは書かなくていいよ。どこと契約してるかと、書類がどこにあるかわかれば十分。」
契約内容そのものを確認したい場合は、親の契約内容を確認したいときの伝え方|勝手に見る前にどう切り出す?で、話の切り出し方を分けて考えると整理しやすくなります。
家族が勝手に一覧を作るより、親と一緒に埋める
親の郵便物や請求書を見ながら、家族だけで一覧を完成させることは避けた方がよいでしょう。
本人が把握していることを聞きながら、一緒に埋める方が話の目的もずれにくくなります。
「わかるところだけ教えて。私が書くから、最後に合ってるか見てもらえる?」
親自身に全部書いてもらう必要もありません。
口頭で教えてもらい、家族が記録し、本人に確認してもらう形でも十分です。
大切なのは、「家族が把握する一覧」ではなく、「親も内容を知っている一覧」にしておくことです。
「そんな一覧いらない」と言われたら、1項目だけから始める
親から「今まで困ってないから必要ない」と言われることもあります。
その場合は、一覧を作る必要性を長く説明するより、作業を小さくしてみます。
「じゃあ全部じゃなくて、今日は電気だけ会社名をメモしておく?」
一つできれば、次にガス、携帯電話と増やせます。
「一覧を完成させる」という大きな作業にせず、必要なときに一項目ずつ足す形でも構いません。
一覧は作った後の更新を簡単にしておく
契約先はずっと同じとは限りません。
携帯会社を変えたり、電気の契約先を変更したりすれば、一覧も古くなります。
ただし、定期的にすべて確認する必要はありません。
「何か契約先を変えたときだけ、このメモも直すことにしよう。」
更新のルールは、このくらい簡単な方が続きます。
家族が実家へ行ったときに、
「前に書いた電気とガス、今も同じところ?」
と確認する程度でも十分です。
契約先一覧は「後で困らないための小さなメモ」くらいでいい
親に公共料金や生活に必要な契約先を一覧にしてほしいときは、料金や契約内容を細かく管理する話に広げないことがポイントです。
まずは電気・ガス・通信など、日常生活に必要なものから始め、会社名と書類の場所がわかる程度にまとめます。
家族だけで作らず、親と確認しながら埋め、契約先が変わったときだけ更新するくらいの簡単な形にしておけば続けやすくなります。
公共料金の書類を見ていて「計量日」「検針日」などの言葉がわかりにくい場合は、計量日と検針日の違い|親の公共料金請求書を見るときに知っておきたいことも参考にしてください。
一覧を作る中で「これは今も使っている契約なのかな」と気になるものが出てきたら、親と使っていない契約を見直したいときの切り出し方|責めずに整理する方法へ進むと、目的を分けて考えられます。

