年末年始の帰省で、親と普段の連絡について話したり、見守りの方法を考えたり、実家を少し片付けたりすることがあります。
その場では、
「じゃあ週に一度くらい電話しよう」
「次に帰ったときも少し片付けよう」
「見守りは一度試してみよう」
と話がまとまっても、普段の生活に戻ると、そのままになってしまうことがあります。
帰省中に決めたことを続けるには、細かなルールを増やすよりも、誰が次に何をするのかを一つ決めておくことが大切です。
帰省中に決めたことは、その場で「次の行動」に変える
「これから連絡を増やそう」「少しずつ片付けよう」だけでは、帰省後に何をすればいいのか分からなくなることがあります。
帰る前に、次にすることを一つだけ具体的にします。
「来週の日曜日に一度電話するね。」
「次に帰ったら、この棚だけ一緒に見よう。」
「見守りの方法は私が一つ調べて、また連絡するね。」
大きな方針ではなく、「次の一回」を決めるのがポイントです。
続けるために決めておきたい3つのこと
誰が最初に動くか
家族みんなで「やろう」と決めても、最初に動く人が決まっていないと、そのままになることがあります。
たとえば、
- 最初に親へ電話する人
- 見守りサービスを調べる人
- 次回の帰省日を家族に共有する人
- 実家の片付けで必要な物を準備する人
など、最初の一人だけ決めます。
すべてを同じ人が担当する必要はありません。
次に確認する時期を決める
一度決めたことが続いているかどうかを、毎日確認する必要はありません。
たとえば、
「1か月くらいやってみて、またどうだったか話そう。」
と、見直す時期だけ決めておきます。
親にも「ずっとこのやり方を続ける」と感じさせずに済みます。
合わなかったら変えていいと伝える
連絡頻度や見守り方法は、実際に始めてみないと負担が分からないことがあります。
「面倒だったら回数減らそう。」
「使いにくかったら別の方法に変えよう。」
と最初に伝えておくと、試しやすくなります。
一度決めたことを守ることより、親と家族の両方が続けられる形に直していくことを優先します。
連絡の約束は「毎日できたか」より続けやすさを見る
帰省中に「もっと連絡しよう」と決めても、毎日電話する形が合うとは限りません。
仕事や生活の予定によって、電話できない日もあります。
大切なのは、決めた回数を厳密に守ることよりも、家族が無理なく続けられているかです。
たとえば、
- 電話は週に一度
- それ以外はLINEで短く連絡する
- 兄弟で週を分ける
といった形に変えても構いません。
連絡頻度を決める場合は、親と連絡する頻度を決めたいときの話し方|毎日連絡を押しつけない決め方も参考になります。
一人暮らしの親に毎日連絡する必要があるか迷う場合は、一人暮らしの親には毎日連絡するべき?家族が続けやすい連絡頻度の考え方でも整理しています。
見守りは「始めたか」ではなく運用できているかを見る
年末年始に見守りサービスの話をしても、導入しただけで終わると、家族側も親側もどう使えばいいか分からなくなることがあります。
確認したいのは、
- 誰が通知を見るのか
- 通知が来たら誰が最初に連絡するのか
- 家族間でどこまで共有するのか
- 親が負担に感じていないか
といった実際の使い方です。
見守りを始める前の家族ルールは、見守りサービスを始める前に家族で決めておきたいことで整理しています。
最初から長く続ける前提ではなく、一度試してから判断する場合は、親に見守りサービスをまず試してほしいときの伝え方も参考になります。
実家の片付けは「次にやる場所」を残して終える
年末年始に一度片付けても、家全体が終わることはほとんどありません。
次につなげるには、「また片付けよう」ではなく、次に見る場所を一つ決めておきます。
「今回は食器棚の上だけだったから、次は下の段を見よう。」
写真や短いメモを残しておくと、次回どこから始めればいいか分かりやすくなります。
帰省のたびに少しずつ進める場合は、帰省のたびに実家を少しずつ片付ける方法|1回30分で進める小分け手順も参考になります。
年末年始に片付けを切り出すところから迷う場合は、年末年始に実家を片付けたいときの伝え方|帰省中に揉めない始め方につなげて考えられます。
兄弟で決めた分担は「できなかったとき」の扱いも決めておく
兄弟で担当を分けても、仕事や家庭の都合で予定どおりできないことがあります。
そこで、担当を決めるときに、できなかった場合の戻し方も簡単に決めておきます。
「今週電話できなかったら、家族LINEに一言入れる。」
「次の帰省が難しくなったら、ほかの人にお願いできるか聞く。」
担当できなかったことを責める仕組みではなく、別の人に渡せる仕組みにします。
兄弟で親の見守りを分ける場合は、兄弟で親の見守りを分担する方法も参考になります。
正月に兄弟が集まったときの話し合い自体については、正月に兄弟が集まったとき親のことをどう話す?見守り・実家の分担を決める順番で整理しています。
帰省後に親から「やっぱり嫌だ」と言われたら戻していい
帰省中は納得していたことでも、実際に始めると負担に感じる場合があります。
そんなときに、
「この前決めたんだから続けよう。」
と押し切る必要はありません。
「どの部分が面倒だった?」
と聞き、頻度を減らしたり、別の方法へ変えたりします。
親から変更を言い出しにくいこともあるので、見直す時期に家族側から聞く方法もあります。
「この前決めたやり方、続けてみてどうだった?」
一度決めたことを守らせるのではなく、実際の暮らしに合う形へ調整します。
帰省で話したことを全部続けようとしない
年末年始には、普段より多くの話題が出ることがあります。
連絡、見守り、実家の片付け、書類、契約などを一度に進めようとすると、帰省後に家族側も疲れてしまいます。
まず続けるのは一つで構いません。
「今回は連絡だけ続けてみよう。片付けは次に帰ったときでいいね。」
というように、優先順位をつけます。
年末年始にそもそも何を話すか整理したい場合は、年末年始の帰省で親と話しておきたいこと|重くならない切り出し方も参考にしてください。
久しぶりの帰省で親の暮らしの変化が気になった場合は、久しぶりの帰省で親の暮らしが気になったときに確認したいこと|すぐに「危ない」と決めない見方でも確認するポイントを整理しています。
帰省後は「続ける」より「一度やって見直す」と考える
年末年始に話したことを、その後ずっと同じ形で続ける必要はありません。
次の行動を一つ決める。しばらく試す。負担があれば変える。
この繰り返しで十分です。
帰省中に大きな約束を作るよりも、日常生活に戻ってからも続けられる小さな行動を一つ残す方が、親にも家族にも負担になりにくくなります。
