出張買取と宅配買取の違い|実家の片付けに向くのはどっち?選び方を比較

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実家の片付けで売れそうな物が見つかったとき、迷いやすいのが「出張買取と宅配買取のどちらを使うか」です。

出張買取は、査定担当者が実家まで来てくれるため、大量の物や運びにくい物を査定してもらいやすい方法です。

宅配買取は、品物を段ボールへ詰めて送るため、査定担当者を家へ入れず、自分の都合に合わせて利用できます。

どちらが優れているかを一概に決めることはできません。

本、CD、ゲームなど箱に詰めやすい物は宅配買取、骨董品、着物、ゴルフ用品、大量の食器などは出張買取が候補になります。

ただし、品物の量、実家までの距離、親が一人で対応するか、査定を急ぐかによっても適した方法は変わります。

この記事では、出張買取と宅配買取の違いを比較し、実家の片付けに合う買取方法の選び方、申込み前の確認事項、トラブルを避けるための注意点を解説します。

この記事で分かること

  • 出張買取と宅配買取の違い
  • それぞれに向いている品物
  • 実家の片付けでの選び方
  • 査定料や返送料などの確認事項
  • 親の家で出張査定を受ける際の注意点
  • 査定額に納得できない場合の対応
  1. 出張買取と宅配買取の違いを比較
    1. 出張買取は査定担当者が実家へ訪問する
    2. 宅配買取は品物を箱へ詰めて送る
  2. 実家の片付けに出張買取が向いているケース
    1. 運べない物や大量の物がある
    2. 価値が分からない物をその場で相談したい
    3. 帰省中に査定と搬出まで進めたい
  3. 実家の片付けに宅配買取が向いているケース
    1. 本やCDなど箱に詰めやすい物が多い
    2. 知らない人を実家へ入れたくない
    3. 専門業者へ送りたい
  4. 品物別|出張買取と宅配買取のどちらが向いている?
    1. 本・漫画・専門書は宅配買取が使いやすい
    2. 骨董品・掛け軸・茶道具は出張買取が向きやすい
    3. 着物は量と状態で選ぶ
    4. ゴルフ用品は本数が多ければ出張買取も候補
    5. 食器・贈答品は大量なら出張買取が便利
    6. 家具・大型家電は出張で取り扱いを確認する
  5. 出張買取のメリットとデメリット
    1. 出張買取のメリット
    2. 出張買取のデメリット
  6. 宅配買取のメリットとデメリット
    1. 宅配買取のメリット
    2. 宅配買取のデメリット
  7. 宅配買取を申し込む前に確認したいこと
    1. 送料・査定料・返送料を確認する
    2. 自動承認の設定を確認する
    3. 発送前に品物を撮影する
    4. 梱包方法と補償条件を確認する
  8. 出張買取を申し込む前に確認したいこと
    1. 査定対象と対応地域を確認する
    2. 出張料とキャンセル料を確認する
    3. 依頼した物以外は売らないと決めておく
    4. 親だけで対応させない
  9. 出張買取のクーリング・オフについて
    1. 対象となる訪問購入は8日以内に解除できる
    2. 制度の対象外になる品物や取引もある
  10. 査定額だけで買取方法を決めない
    1. 手間・時間・費用を合わせて考える
    2. 価値が高そうな物と日用品を分ける
  11. 売れなかった物はどうする?
    1. 少量なら自治体のゴミ・粗大ゴミを確認する
    2. 大量で運べない場合は不用品回収を検討する
  12. 出張買取と宅配買取でよくある質問
    1. どちらのほうが高く売れますか?
    2. 出張買取は本当に無料ですか?
    3. 宅配買取は査定額を見てから断れますか?
    4. 親の代わりに子どもが申し込めますか?
    5. 出張買取は親一人でも対応できますか?
    6. 査定額が0円だった物は無料で処分してもらえますか?
  13. まとめ|品物の量と運びやすさで選ぶ
  14. 参考資料

出張買取と宅配買取の違いを比較

出張買取と宅配買取の大きな違いは、品物を査定場所まで誰が運ぶかです。

出張買取では事業者が実家へ訪問し、宅配買取では利用者が品物を梱包して事業者へ送ります。

出張買取は査定担当者が実家へ訪問する

出張買取は、予約した日時に査定担当者が自宅や実家へ訪問し、その場で品物を確認する方法です。

査定額に納得して契約した場合、その日に品物を運び出してもらえることがあります。

大型品や大量の物を自分で運ばなくてよいため、次のような状況に向いています。

  • 骨董品や食器が大量にある
  • 着物を何箱も保管している
  • ゴルフクラブや釣具が多い
  • 家具など運びにくい物がある
  • 親や家族が店舗まで運べない
  • 短期間で実家を片付けたい

一方で、知らない人を実家へ入れることになるため、親だけで対応する場合は特に注意が必要です。

宅配買取は品物を箱へ詰めて送る

宅配買取は、利用者が品物を段ボールへ詰め、宅配便などで事業者へ送る方法です。

品物が事業者へ届いた後に査定され、メールや会員ページなどで結果が通知されます。

次のような品物に向いています。

  • 本・漫画・専門書
  • CD・DVD・ゲーム
  • 衣類
  • 小型の家電やカメラ
  • 箱に入る趣味用品
  • 壊れにくく梱包しやすい物

査定担当者を家へ入れる必要がなく、自分の都合に合わせて箱詰めできます。

ただし、梱包に手間がかかり、キャンセル時の返送料が利用者負担になる場合があります。

比較項目出張買取宅配買取
査定場所自宅・実家事業者の査定拠点
品物の移動事業者が訪問する利用者が梱包して送る
向いている量大量・大型品段ボール数箱程度
向いている物骨董品、着物、食器、ゴルフ用品など本、CD、ゲーム、小型品など
査定担当者との対面あり原則なし
梱包作業少ない必要
キャンセル時品物をその場で残せる場合がある返送手続きや返送料が発生する場合がある
査定までの日数訪問日に分かることが多い到着後、数日かかる場合がある

実家の片付けに出張買取が向いているケース

出張買取は、自分たちで運び出すことが難しい物や、大量の物をまとめて見てもらいたい場合に便利です。

特に、遠方の実家を限られた日数で片付ける場合は、搬送の負担を減らせます。

運べない物や大量の物がある

骨董品、食器、着物、趣味用品などが大量にある場合、店舗へ何度も運ぶのは大きな負担です。

食器や美術品は割れる可能性があり、運搬にも注意が必要です。

出張買取なら、品物を実家に置いた状態で査定してもらえるため、査定前に車へ積み込む必要がありません。

次のような場合は、出張買取を検討しやすいでしょう。

  • 段ボールが何箱もある
  • 重量のある物が含まれる
  • 壊れやすい物を運びたくない
  • 実家に車がない
  • 親が店舗へ行くのが難しい

価値が分からない物をその場で相談したい

骨董品、掛け軸、茶道具、着物などは、子どもだけでは価値を判断しにくい品目です。

出張買取では、品物の種類や査定対象になる理由について、その場で質問できる場合があります。

親が品物の由来を知っていれば、査定担当者へ直接説明できます。

ただし、査定担当者の説明だけで価値を断定する必要はありません。

高価そうな品物や家族の思い出がある物は、即決せず、複数の事業者へ相談する方法もあります。

帰省中に査定と搬出まで進めたい

実家が遠方にあると、何度も帰省して片付けるのは難しくなります。

家族が立ち会える日に出張査定を予約しておけば、査定から搬出まで一度に進められる可能性があります。

ただし、当日にすべての品物が買い取られるとは限りません。

値段がつかなかった物を有料で回収してもらう場合は、買取契約と回収サービスの内容を分けて確認しましょう。

実家の片付けに宅配買取が向いているケース

宅配買取は、箱へ詰めやすい物を自分のペースで整理したい場合に向いています。

査定担当者を実家へ入れたくない場合や、出張買取の対応地域外でも利用しやすい方法です。

本やCDなど箱に詰めやすい物が多い

本、漫画、CD、DVD、ゲームなどは、形がそろっていて段ボールへ詰めやすいため、宅配買取と相性のよい品目です。

一箱ずつ分類し、家族が帰省した後に発送することもできます。

ただし、本を一箱に詰めすぎると非常に重くなります。

箱の底が抜けないように丈夫な段ボールを使い、持ち運べる重さに分けましょう。

古い本を売るか捨てるか迷っている場合は、次の記事も参考にしてください。

関連記事:実家の古い本を大量に処分する方法|売る・寄付・捨てるの選び方

知らない人を実家へ入れたくない

親が一人暮らしをしている場合、知らない査定担当者を家へ入れることに不安を感じることがあります。

宅配買取なら、集荷時に荷物を渡すだけで、室内へ査定担当者を招く必要はありません。

家族が品物を確認して箱詰めし、申込みや査定結果の確認を手伝うこともできます。

ただし、親の所有物を子どもが勝手に送らないようにしてください。

誰の物か、売却してよいか、査定額が低い場合に返却してもらうかを、事前に親と相談しましょう。

専門業者へ送りたい

実家の近くに専門店がなくても、宅配買取なら遠方の事業者を利用できる場合があります。

専門書、カメラ、ゲーム、ホビー用品など、品目に特化した事業者へ依頼しやすい点はメリットです。

ただし、ウェブサイトに掲載された買取価格は、状態や付属品などの条件を満たした参考価格である場合があります。

表示された金額が必ず適用されるとは考えず、査定基準や減額条件を確認しましょう。

品物別|出張買取と宅配買取のどちらが向いている?

実家にある物の種類によって、適した買取方法は変わります。

一社ですべてを売ろうとせず、品目ごとに方法を分けることも検討しましょう。

本・漫画・専門書は宅配買取が使いやすい

本は箱へ詰めやすいため、宅配買取を利用しやすい品目です。

特に、発売から日が浅い本、全巻セット、専門書、美術書、写真集などは、買取対象になる可能性があります。

一方で、次のような状態では値段がつかない場合があります。

  • 水濡れがある
  • カビや強いにおいがある
  • ページが欠けている
  • 書き込みが多い
  • 付属品が不足している

大量の蔵書があり、箱詰めが難しい場合は、本を扱う出張買取を検討する方法もあります。

骨董品・掛け軸・茶道具は出張買取が向きやすい

骨董品や美術品は、壊れやすく、価値の判断も難しいため、出張買取が候補になります。

箱、証明書、由来が書かれた紙、署名などを品物と一緒に確認しましょう。

査定前に強く磨いたり、薬剤で洗ったりすると、状態を損なう可能性があります。

ほこりを軽く払う程度にして、現状のまま相談するのが無難です。

着物は量と状態で選ぶ

着物が数枚で、きれいに箱へ入れられる場合は宅配買取を利用できます。

一方で、着物や帯、和装小物が大量にある場合や、親が一つずつ説明したい場合は出張買取が便利です。

着物は、作家、産地、素材、証紙、状態などによって査定が変わります。

購入価格が高かったからといって、高額で売れるとは限りません。

ゴルフ用品は本数が多ければ出張買取も候補

ゴルフクラブが数本で、専用箱を用意できる場合は宅配買取を利用できます。

クラブセット、キャディバッグ、距離計などがまとまっている場合は、出張買取のほうが梱包の負担を減らせます。

査定前に次の情報を確認しましょう。

  • メーカー名
  • モデル名
  • 番手
  • シャフト
  • 右用・左用
  • 傷やさびの状態
  • ヘッドカバーの有無

関連記事:古いゴルフクラブの処分方法|買取できる物の見分け方

食器・贈答品は大量なら出張買取が便利

未使用のブランド食器や共箱がある作家物は、買取対象になる可能性があります。

数点であれば宅配買取も利用できますが、割れないように一つずつ梱包する必要があります。

食器棚一台分など大量にある場合は、出張買取のほうが運搬と梱包の負担を抑えられます。

ノーブランドの中古食器や使用感の強い物は、取り扱い対象外になる場合があるため、量と状態を事前に伝えましょう。

家具・大型家電は出張で取り扱いを確認する

家具や大型家電は宅配便で送りにくいため、出張買取が候補になります。

ただし、大型品は再販売や搬出に費用がかかるため、購入時に高価だった家具でも買取対象外になる場合があります。

事前に次の情報を伝えましょう。

  • メーカー・ブランド
  • 型番・製造年
  • 購入時期
  • 幅・奥行き・高さ
  • 傷や汚れの状態
  • 設置している階
  • エレベーターの有無
  • 搬出経路

買取不可の場合に有料回収を提案されたら、料金と処分方法を確認してから依頼してください。

品物向きやすい方法判断のポイント
本・漫画宅配買取箱詰めできる量か
骨董品・美術品出張買取破損せず運べるか
着物どちらも可能点数、証紙、梱包の負担
ゴルフ用品どちらも可能本数、バッグ、発送用箱
食器大量なら出張箱、ブランド、割れやすさ
家具・大型家電出張買取製造年、寸法、搬出経路
ゲーム・小型品宅配買取付属品、データ消去

出張買取のメリットとデメリット

出張買取は、搬出の負担を抑えられる一方、自宅へ事業者を招くことになります。

便利さだけで決めず、親の状況や立ち会いの可否も考えましょう。

出張買取のメリット

  • 品物を店舗へ運ばなくてよい
  • 大型品や大量品を見てもらいやすい
  • 査定内容についてその場で質問できる
  • 売却後に搬出してもらえる場合がある
  • 親が品物の由来を説明しやすい
  • 梱包作業を減らせる

特に、遠方の実家を短期間で片付ける場合は、査定と搬出を同日に進められる点がメリットです。

ただし、実際にどこまで作業してもらえるかは事業者によって異なります。

出張買取のデメリット

  • 対応地域が限られる場合がある
  • 訪問日時を調整する必要がある
  • 査定担当者を家へ入れる必要がある
  • 親だけでは断りにくい場合がある
  • 最低点数や対象品に条件がある場合がある
  • その場で売却を決めるよう急かされる可能性がある

家へ人を入れることに不安がある場合や、親が強く断るのが苦手な場合は、家族が立ち会える日に予約しましょう。

宅配買取のメリットとデメリット

宅配買取は、非対面で利用できる手軽さがあります。

一方で、品物が手元から離れた後に査定されるため、返却条件や補償について事前確認が必要です。

宅配買取のメリット

  • 査定担当者を実家へ入れなくてよい
  • 店舗へ持ち込む必要がない
  • 自分のペースで箱詰めできる
  • 遠方の専門業者を利用しやすい
  • 出張買取の対象地域外でも利用できる場合がある
  • 申込みから査定結果までオンラインで進められる場合がある

本やゲームなど、箱に詰めやすい物を整理する場合に便利です。

親と一緒に売る物を確認し、子どもが梱包や申込みを手伝うこともできます。

宅配買取のデメリット

  • 品物の梱包に手間がかかる
  • 査定結果が出るまで時間がかかる
  • 輸送中の破損や紛失に注意が必要
  • 査定額に納得できない場合の返送料がかかることがある
  • 自動承認で売却が成立する場合がある
  • 複数品の査定額が一式で示される場合がある

国民生活センターには、ウェブサイトの参考価格とかけ離れた査定額だった、送った品物の返却や状態を巡って問題になったといった宅配買取の相談が寄せられています。申込み前に、キャンセル、返送料、紛失・破損時の補償などを確認することが大切です。

宅配買取を申し込む前に確認したいこと

宅配買取では、箱を発送した後に条件へ気づいても、返送費用や手続きが負担になる場合があります。

利用規約を読み、売却を承認する流れまで確認しましょう。

送料・査定料・返送料を確認する

「送料無料」と書かれていても、すべての費用が無料とは限りません。

少なくとも、次の項目を確認してください。

  • 事業者へ送る際の送料
  • 査定料
  • 梱包資材の費用
  • 振込手数料
  • キャンセル時の返送料
  • 一部だけ返却する場合の費用
  • 買取対象外品の返却費用

査定額が低くても、返送料が高いために売却せざるを得ない状況にならないようにしましょう。

自動承認の設定を確認する

宅配買取には、査定結果を確認してから売却を決める方法と、査定後に自動で売却が成立する方法があります。

早く入金される代わりに、査定額を確認する前に契約が進む設定もあります。

金額を見てから判断したい場合は、自動承認を選ばず、査定結果の連絡後に承認できる方法を選びましょう。

発送前に品物を撮影する

発送する物の全体、型番、付属品、傷の状態を撮影します。

箱ごとに品物の一覧を作り、何を送ったか記録しておきましょう。

高価な物や壊れやすい物は、配送方法の補償上限も確認します。

発送伝票、申込番号、査定結果、メールなどは、取引が終わるまで保管してください。

梱包方法と補償条件を確認する

輸送中に品物が動かないよう、緩衝材を入れて梱包します。

本は重量があるため、小さめの丈夫な箱に分けましょう。

カメラ、ゲーム機、食器などは、品物同士がぶつからないよう一つずつ包みます。

事業者指定以外の配送方法を利用すると補償対象外になる場合があるため、申込み案内に従ってください。

出張買取を申し込む前に確認したいこと

出張買取では、訪問前に対象品と条件を伝えることで、当日の行き違いを減らせます。

特に親の一人暮らしの家では、家族が予約内容を把握しておきましょう。

査定対象と対応地域を確認する

電話や申込みフォームで、次の内容を具体的に伝えます。

  • 実家の郵便番号
  • 査定してほしい品目
  • おおよその点数
  • 大型品の寸法
  • 設置階とエレベーターの有無
  • 希望する訪問日
  • 家族が立ち会うこと

出張可能と書かれていても、地域、品目、点数などに条件が設けられている場合があります。

出張料とキャンセル料を確認する

査定料が無料でも、出張料やキャンセル料が別に設定されていないか確認します。

査定額に納得できず売らなかった場合に、料金がかかるかも重要です。

大型品の搬出を始めた後にキャンセルする場合など、費用が発生する条件についても聞いておきましょう。

依頼した物以外は売らないと決めておく

消費者庁や国民生活センターは、着物や食器の査定を依頼したところ、貴金属など別の物を見せるよう求められた訪問購入のトラブルを案内しています。

事前に、査定してもらう範囲を決めておきましょう。

  • この箱の中だけ査定する
  • 今日は本と食器だけにする
  • 貴金属や時計は売らない
  • 寝室や収納には入れない

依頼していない物を見せるよう強く求められても、応じる必要はありません。

親だけで対応させない

親が一人暮らしの場合は、可能な限り家族が同席しましょう。

同席できない場合は、出張買取ではなく宅配買取や店頭買取を選ぶことも検討します。

少なくとも、訪問日時、事業者名、電話番号、査定対象品を家族で共有してください。

出張買取当日の注意点

  • 家族ができるだけ同席する
  • 査定対象を一か所へまとめる
  • 依頼していない部屋へ入れない
  • 売らない物は別の場所へ保管する
  • 査定額に納得できなければ断る
  • 品物ごとの明細と契約書面を確認する

出張買取のクーリング・オフについて

事業者が消費者の自宅などを訪問して品物を買い取る「訪問購入」には、特定商取引法のルールがあります。

ただし、すべての品物や取引が同じ扱いになるわけではないため、個別の契約については書面を確認してください。

対象となる訪問購入は8日以内に解除できる

特定商取引法の訪問購入に該当する場合、法律で定められた書面を受け取った日を含めて8日以内であれば、書面または電磁的記録によってクーリング・オフできるとされています。

期間中は、原則として品物の引き渡しを拒むことができます。

大切な品物を売る場合は、その場ですぐ引き渡さず、家族と相談する時間を取る方法もあります。

制度の対象外になる品物や取引もある

訪問購入の規制には、対象外となる物品や取引があります。

また、宅配買取は、自宅へ事業者が訪問して買い取る取引とは仕組みが異なるため、訪問購入と同じクーリング・オフ制度が当然に適用されるとは限りません。

売却後に問題が起きた場合は、契約書面、メール、品物の記録を用意し、早めに消費者ホットライン188または地域の消費生活センターへ相談してください。

査定額だけで買取方法を決めない

買取サービスを比較するときは、最も高い査定額だけを見るのではなく、片付けにかかる手間や費用も含めて考えます。

特に実家の片付けでは、親や家族の負担を抑え、予定どおり整理を進められるかが重要です。

手間・時間・費用を合わせて考える

例えば、宅配買取の査定額が少し高くても、段ボールを何箱も用意し、一つずつ梱包する必要があるかもしれません。

反対に、出張買取は査定額が希望より低くても、大量品を一度に搬出してもらえる場合があります。

次の項目を合わせて比較しましょう。

  • 査定額
  • 梱包にかかる時間
  • 店舗や実家までの交通費
  • 送料・返送料
  • 搬出作業の有無
  • 片付けの期限
  • 親や家族の体力

価値が高そうな物と日用品を分ける

すべてを一社へまとめる必要はありません。

価値が高そうな骨董品、時計、カメラなどは専門業者へ依頼し、本や一般的な日用品は宅配買取やリサイクルショップを利用する方法があります。

品物を次のように分けると判断しやすくなります。

  • 専門査定へ出す物
  • まとめて売る物
  • 家族へ譲る物
  • 自治体で処分する物
  • 不用品回収を検討する物

実家の物を売るか処分するかの判断基準は、次の記事で詳しく解説しています。

関連記事:実家の不用品は売れる?買取と処分を分ける判断基準

売れなかった物はどうする?

出張買取や宅配買取へ申し込んでも、すべての物に値段がつくとは限りません。

査定対象外や買取不可となった物について、次の処分方法を考えておきましょう。

少量なら自治体のゴミ・粗大ゴミを確認する

自分たちで分別して指定場所まで運べる場合は、実家がある自治体の収集を利用できます。

次の内容を市区町村の公式サイトで確認しましょう。

  • 分別区分
  • 収集日
  • 粗大ゴミの対象
  • 予約方法
  • 処理手数料
  • 持ち込み施設

子どもの居住地ではなく、実家所在地のルールに従ってください。

大量で運べない場合は不用品回収を検討する

売れない家具が複数ある、自力で外まで運べない、退去日が迫っている場合は、不用品回収サービスを検討する方法があります。

ただし、買取と不用品回収は別のサービスです。

家庭の廃棄物を回収するには、市区町村の一般廃棄物処理業の許可や委託が必要です。

古物商の許可は中古品の売買に関するものであり、それだけで家庭ごみを回収できるわけではありません。

買取不可品をそのまま有料回収してもらう場合は、次の内容を確認してください。

  • どの物が買取になるか
  • どの物が有料回収になるか
  • 回収料金
  • 搬出費用
  • 追加料金の条件
  • 廃棄物を適切に扱える事業者か

関連記事:不用品回収と自治体の粗大ゴミはどちらがいい?費用と手間を比較

関連記事:不用品回収業者の選び方|高額請求やトラブルを避ける確認項目

出張買取と宅配買取でよくある質問

ここでは、実家の片付けで買取方法を選ぶ際によくある疑問を整理します。

どちらのほうが高く売れますか?

出張買取と宅配買取のどちらが必ず高くなるとはいえません。

査定額は、品物の種類、状態、需要、付属品、事業者の得意分野などによって変わります。

価値が高そうな物は、買取方法だけでなく、その品目を得意とする事業者かを確認しましょう。

出張買取は本当に無料ですか?

査定料や出張料を無料としている事業者はありますが、条件は事業者ごとに異なります。

対応地域、最低点数、キャンセル料、大型品の搬出費用などを申込み前に確認してください。

査定後に売らなかった場合も費用がかからないか、明確に聞いておきましょう。

宅配買取は査定額を見てから断れますか?

査定結果を確認してから承認できるサービスはあります。

ただし、キャンセル時の返送料が利用者負担になったり、自動承認を選択すると査定後すぐ売却が成立したりする場合があります。

申込み画面と利用規約で、承認方法と返却条件を確認してください。

親の代わりに子どもが申し込めますか?

事業者によって、申込者、品物の所有者、本人確認書類の条件が異なります。

親の所有物を子どもが代理で売却する場合は、親の同意だけでなく、委任状などが必要になる可能性があります。

申込み前に事業者へ確認し、親の物を無断で売却しないようにしてください。

出張買取は親一人でも対応できますか?

対応自体は可能な場合がありますが、できるだけ家族が同席するのが安心です。

高価な物や思い出の品を売る場合、親がその場で断りにくくなることも考えられます。

家族が立ち会えない場合は、査定範囲を明確にし、当日は売却せず査定だけにする方法も検討しましょう。

査定額が0円だった物は無料で処分してもらえますか?

事業者によって異なります。

無料引き取り、有料回収、返却、取扱対象外など、対応はさまざまです。

買取と廃棄物回収は別の契約になる場合があるため、有料回収を依頼する前に料金と処分方法を確認してください。

まとめ|品物の量と運びやすさで選ぶ

出張買取と宅配買取の主な違いは、品物を誰が査定場所まで運ぶかです。

  • 出張買取:査定担当者が実家へ訪問する
  • 宅配買取:品物を箱へ詰めて事業者へ送る

出張買取は、次のような場合に向いています。

  • 品物が大量にある
  • 骨董品や食器など壊れやすい物がある
  • 大型品や重い物がある
  • 店舗まで運べない
  • 帰省中に査定と搬出を進めたい

宅配買取は、次のような場合に向いています。

  • 本やCDなど箱へ詰めやすい物が多い
  • 査定担当者を実家へ入れたくない
  • 自分の都合に合わせて準備したい
  • 遠方の専門業者を利用したい
  • 出張買取の対象地域外に住んでいる

出張買取では、家族ができるだけ同席し、査定を依頼した物以外は売らないと決めておきましょう。

宅配買取では、送料、返送料、自動承認、補償条件を確認し、発送前に品物の写真と一覧を残します。

実家の片付けでは、すべての物を一つの方法で売る必要はありません。

本は宅配買取、骨董品は出張買取、売れない物は自治体の粗大ゴミというように、物の種類と量に合わせて分けると無理なく進められます。

あわせて読みたい

参考資料

※買取対象、査定料、送料、返送料、出張料、対応地域、キャンセル条件は事業者によって異なります。申込み前に各事業者の公式サイトと利用規約をご確認ください。

※訪問購入のクーリング・オフには、対象外となる品物や取引があります。個別の契約で困った場合は、契約書面を用意して、消費者ホットライン188または地域の消費生活センターへご相談ください。

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