実家を片付けていると、古い本、使わなくなったゴルフクラブ、贈答品の食器、着物、カメラ、骨董品など、捨ててよいのか迷う物が出てきます。
親から「これは高かった」「価値があるかもしれない」と言われると、ゴミとして処分することにも抵抗を感じるでしょう。
一方で、すべてを買取査定へ出そうとすると、分類や梱包に時間がかかり、実家の片付けが進まないことがあります。
大切なのは、何でも高く売ろうとすることではありません。
売れる可能性がある物、自治体で処分する物、家族だけでは運べない物を分け、それぞれに合った手放し方を選ぶことです。
この記事では、実家の不用品を買取へ出すか処分するかの判断基準、売れる可能性がある物、店頭・宅配・出張買取の違い、査定を依頼する前の注意点を解説します。
この記事で分かること
- 買取へ出す物と処分する物の判断基準
- 実家で見つかりやすい買取対象品
- 店頭・宅配・出張買取の違い
- 査定前にしておきたい準備
- 親の物を売る際の注意点
- 売れなかった物の処分方法
実家の不用品は売れる?最初に確認する5つの基準
古い物だから売れる、購入価格が高かったから高値になるとは限りません。
一般に買取では、現在その品物を欲しい人がいるか、再販売できる状態か、品物を特定できるかなどが判断材料になります。
実家で不用品を見つけたら、次の5点を確認しましょう。
現在も中古品として需要があるか
買取価格は、購入時の価格だけではなく、現在の中古市場で需要があるかによって変わります。
古い物でも、コレクターがいる商品、製造終了品、人気メーカーの品物などは、買取対象になる可能性があります。
反対に、購入時は高価だった物でも、需要が少ない、保管に場所を取る、再販売しにくいといった理由で値段がつかない場合があります。
次のような物は、捨てる前に買取対象か確認する価値があります。
- 人気作家や専門分野の本
- ゴルフクラブや釣具などの趣味用品
- カメラや交換レンズ
- ブランド食器
- 着物や帯
- 時計やブランド品
- 骨董品、掛け軸、茶道具
- レコード、切手、古銭
品物を特定できる情報があるか
メーカー名、型番、商品名、作家名などが分かると、買取対象か確認しやすくなります。
家電やカメラ、ゴルフ用品では、本体に貼られたラベルや刻印を確認しましょう。
食器や骨董品では、箱書き、底面の印、署名、証明書などが手掛かりになる場合があります。
品物を特定できない場合でも、価値がありそうな物を自己判断で捨てず、専門店へ写真を送って相談する方法があります。
使用できる状態か
再使用できることは、買取の大切な条件の一つです。
次の点を確認します。
- 大きな破損がないか
- 正常に動作するか
- 強いにおいやカビがないか
- 目立つ汚れや変色がないか
- 部品が大きく欠けていないか
- 安全に使用できる状態か
ただし、故障品や部品が欠けた物でも、修理用、部品取り用、骨董品として扱われる場合があります。
価値が判断できない物は、勝手に分解したり修理したりせず、現在の状態を伝えて査定対象になるか確認しましょう。
付属品が残っているか
箱、説明書、保証書、ケース、充電器、替え部品などがある場合は、品物と一緒にまとめます。
例えば、次のような組み合わせです。
- カメラとレンズキャップ・充電器
- 時計と箱・保証書・余りコマ
- ゴルフクラブとヘッドカバー
- 食器と共箱
- ゲーム機とケーブル・コントローラー
- ブランド品と保存袋・証明書
付属品がなくても査定できる場合はありますが、そろっているほうが品物を確認しやすくなります。
売却にかかる手間と金額が見合うか
値段がつく物でも、梱包、持ち込み、写真撮影、発送などに多くの時間がかかる場合があります。
実家の退去期限が迫っている場合や、遠方から何度も通えない場合は、一点ずつ最高値を探すより、まとめて査定を依頼したほうが片付けやすいこともあります。
反対に、急ぎではなく、価値が高そうな物が少数ある場合は、専門業者を比較する時間を取れるでしょう。
買取へ出すか迷ったときの基準
- 中古品として需要がありそうか
- メーカー・型番・作家名が分かるか
- 再使用できる状態か
- 箱や付属品が残っているか
- 査定にかかる手間が負担にならないか
実家で見つかりやすい売れる可能性がある物
実家には、長年保管された趣味用品や贈答品が残っていることがあります。
一見すると古く価値がないように見えても、専門店では査定対象になる可能性があります。
本・漫画・専門書
本は宅配買取や店頭買取を利用しやすく、実家の片付けで最初に取り組みやすい品目です。
ただし、すべての本に値段がつくわけではありません。
一般に、次のような本は査定対象になる可能性があります。
- 発売から日が浅い本
- 全巻そろった漫画
- 専門書・学術書
- 美術書・写真集
- 絶版になった本
- 趣味や資格に関する本
- 地域史や郷土資料
強い日焼け、水濡れ、カビ、書き込み、ページの欠損などがあると、値段がつかない場合があります。
古い本は、ほこりを軽く払う程度にし、無理に洗剤や水で拭かないようにしましょう。
関連記事:実家の古い本を大量に処分する方法|売る・寄付・捨てるの選び方
ゴルフクラブ・ゴルフ用品
親が以前ゴルフをしていた場合、クラブ、キャディバッグ、距離計、シューズなどが残っていることがあります。
ゴルフクラブは、メーカー、モデル、発売時期、シャフト、状態などによって査定が変わります。
古いクラブでも、人気モデルや希少性がある物は査定対象になる場合があります。
次の情報を確認しておくと、問い合わせがしやすくなります。
- メーカー名
- モデル名
- 番手
- シャフトの種類
- 左右の違い
- 本数
- 傷やさびの状態
クラブを処分する前に、ゴルフ用品を扱う専門買取へ相談すると判断しやすくなります。
関連記事:古いゴルフクラブの処分方法|買取できる物の見分け方
骨董品・掛け軸・茶道具
骨董品は、見た目だけで価値を判断するのが難しい品目です。
箱、署名、落款、由来を記した紙などが残っている場合は、捨てずに一緒に保管しましょう。
次のような物は、専門査定を検討できます。
- 掛け軸
- 絵画
- 陶磁器
- 茶道具
- 古い人形
- 刀装具
- 古銭や切手
- 古い家具
汚れていても、自己判断で強く磨いたり、薬剤で洗ったりすると状態を損なう可能性があります。
ほこりを払う程度にとどめ、写真を撮って専門業者へ相談しましょう。
食器・贈答品
実家の食器棚や押し入れには、未使用の食器、引き出物、贈答品が保管されていることがあります。
ブランド食器、作家物、セットがそろっている物、共箱がある物などは、査定対象になる可能性があります。
確認したい項目は次のとおりです。
- 箱が未開封か
- セットがそろっているか
- 欠けやひびがないか
- 底面にブランド名や作家名があるか
- 箱に商品名や作家名が書かれているか
ノーブランドの中古食器や、箱のない大量の食器は、業者によって取り扱いが異なります。
出張買取を依頼する場合は、食器の種類とおおよその量を事前に伝えましょう。
着物・帯・和装小物
着物は、種類、作家、産地、素材、証紙、状態などによって査定が異なります。
高価に購入した物でも、現在の需要や保管状態によって査定額が変わるため、購入価格だけで判断できません。
証紙、たとう紙、帯、帯締め、和装小物などがある場合は、一緒に確認します。
長期間保管された着物には、シミ、カビ、虫食い、においがある場合があります。
査定前に高額なクリーニングへ出すのではなく、現状で相談できるか確認しましょう。
カメラ・時計・ブランド品
カメラ、時計、ブランドバッグなどは、メーカー、モデル、真贋、状態、付属品によって査定が変わります。
価値がありそうな物は、まとめ売りを急がず、専門性のある買取業者へ相談する方法があります。
親が使用していた物の場合は、本人の同意を得たうえで、次の物を探しましょう。
- 購入時の箱
- 保証書
- 説明書
- 修理明細
- 保存袋
- 予備部品
- 購入店の記録
保証書に個人情報が記載されている場合は、査定や売却時の取り扱いを事業者へ確認してください。
家具・家電
比較的新しく、状態がよい家具や家電は、出張買取の対象になる可能性があります。
ただし、大型品は搬出や保管に費用がかかるため、製造年、メーカー、状態、地域などによって取り扱いが異なります。
家電は、本体に貼られたラベルを見て、メーカー、型番、製造年を確認しましょう。
家具は、ブランド名、購入時期、幅・奥行き・高さ、傷の状態を伝えると問い合わせがしやすくなります。
冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコンは、処分する場合に家電リサイクル法に沿った対応が必要です。
自治体の通常の粗大ゴミとして出せないため、販売店や自治体の案内を確認してください。
売れる可能性が低い物の特徴
買取対象は事業者によって異なりますが、再使用や再販売が難しい物は値段がつかない可能性があります。
査定へ出す前に、状態と取り扱い条件を確認しましょう。
破損・汚れ・においが強い物
大きく壊れている物、衛生上の問題がある物、強いにおいがある物は、買取が難しくなる傾向があります。
例えば、次のような状態です。
- 本に水濡れやカビがある
- 食器にひびや欠けがある
- 衣類に強いにおいや虫食いがある
- 家電が動作しない
- 家具に大きな破損がある
- 付着した汚れを安全に落とせない
ただし、専門品や希少品は、状態が悪くても査定対象になる場合があります。
価値が判断できない物は、処分前に写真で相談しましょう。
再販売しにくい大型品
大型家具は、購入時に高価だった物でも、搬出、保管、配送に費用がかかります。
住宅事情や需要によっては、値段がつかなかったり、引き取り対象外になったりすることがあります。
大型品を依頼するときは、査定だけなのか、無料で搬出してもらえるのか、処分費用が発生するのかを明確に確認してください。
個人情報が残った物
スマートフォン、パソコン、記録媒体などには、写真、連絡先、契約情報、パスワードなどが残っている可能性があります。
売却前にデータを消去し、アカウントとの連携を解除する必要があります。
初期化方法が分からない場合は、メーカーや事業者の公式案内を確認しましょう。
書類、日記、写真、名札など、個人情報を含む物も、そのまま売却品の箱へ混ぜないようにしてください。
店頭・宅配・出張買取の違い
買取方法には、主に店頭買取、宅配買取、出張買取があります。
どの方法が最も高く売れるかを一概に決めることはできません。品物の種類、量、実家までの距離、親の体力などで選びます。
店頭買取は少量で運べる物に向く
店頭買取は、品物を店舗へ持ち込み、その場で査定を受ける方法です。
少量の本、ゲーム、衣類、小型家電など、自分で運べる物に向いています。
店頭買取のメリット
- 対面で査定内容を確認できる
- 査定後すぐに持ち帰れる
- 売却が成立すれば、その場で支払いを受けられる場合がある
- 梱包や発送が不要
店頭買取の注意点
- 大量の物や大型品は運びにくい
- 店舗までの交通手段が必要
- 査定待ちが発生する場合がある
- 持ち込み前に対象品を確認する必要がある
宅配買取は本や小型品をまとめて送りやすい
宅配買取は、品物を箱へ詰め、宅配便などで事業者へ送り、査定を受ける方法です。
本、CD、ゲーム、衣類、小型の趣味用品などに向いています。
宅配買取のメリット
- 店舗へ運ぶ必要がない
- 自分の都合に合わせて梱包できる
- まとまった量を送りやすい
- 遠方の専門業者を利用できる
宅配買取の注意点
- 箱詰めに時間がかかる
- 査定結果が出るまで日数がかかる場合がある
- キャンセル時の返送料が発生する場合がある
- 自動承認を選ぶと、査定後すぐ売却成立となる場合がある
申込み前に、送料、段ボール代、査定料、振込手数料、キャンセル時の返送料を確認しましょう。
査定額を確認してから売却を決めたい場合は、「自動承認」ではなく、査定結果を見て承認できる方法を選びます。
出張買取は大量品や運べない物に向く
出張買取は、査定担当者が実家などへ訪問して品物を確認する方法です。
骨董品、着物、家具、ゴルフ用品、大量の食器など、自分たちで店舗へ運びにくい物に向いています。
出張買取のメリット
- 大量の物を運ばずに査定できる
- 大型品をその場で確認してもらえる
- 品物について説明を受けやすい
- 実家の片付けと同時に利用しやすい
出張買取の注意点
- 対応地域が限られる場合がある
- 対象品や最低点数に条件がある場合がある
- 自宅へ事業者を入れる必要がある
- 希望していない物の売却を勧められるトラブルに注意が必要
申込み時には、査定してほしい品物を具体的に伝え、査定対象外の物を無理に見せる必要はありません。
| 買取方法 | 向いている物 | 主なメリット | 確認したい点 |
|---|---|---|---|
| 店頭買取 | 少量・小型の物 | 対面で確認しやすい | 店舗まで運べるか |
| 宅配買取 | 本・CD・小型品 | 自宅から発送できる | 返送料・自動承認 |
| 出張買取 | 大量品・大型品 | 運び出す必要がない | 出張料・対応地域・契約条件 |
出張買取を利用するときの注意点
出張買取は実家の片付けに便利ですが、高齢者を中心に訪問購入のトラブルも起きています。
親だけで対応せず、可能であれば子どもや家族が同席しましょう。
査定を依頼した物だけ見てもらう
本や着物の査定を依頼したところ、貴金属や時計、ブランド品など、別の物を見せるよう繰り返し求められるケースがあります。
売る予定がない物を見せる必要はありません。
次のように、事前に対象を明確にしておきましょう。
- 今日は本だけ査定してもらう
- この箱に入っている物だけ確認してもらう
- 貴金属や時計は売却しない
- 親の部屋や収納は開けない
希望していない勧誘を受けた場合は、はっきり断り、必要なら査定を終了します。
その場で即決する必要はない
査定額を提示されても、必ずその場で売却する必要はありません。
親が迷っている場合や、価値が分からない高額品が含まれる場合は、一度検討する方法があります。
査定額、品物名、点数などを書面で確認し、他社へ相談してもよいでしょう。
「今売らなければ価格が下がる」「今日だけの価格」などと急かされても、納得できなければ断ります。
契約書面と品物の明細を確認する
売却する場合は、事業者名、連絡先、品物、数量、価格、契約日などが記載された書面を確認します。
複数の品物をまとめて「一式」と記載するだけでは、後からどの品物をいくらで売ったのか分かりにくくなります。
可能な範囲で、売却した品物を写真に残し、明細や書面を保管しましょう。
訪問購入にはクーリング・オフ制度がある
特定商取引法の訪問購入に該当する場合、法律で定められた書面を受け取った日を1日目として、8日以内であれば、書面または電磁的記録によってクーリング・オフできるとされています。
また、クーリング・オフ期間中は、原則として品物の引き渡しを拒むことができます。
ただし、品物や取引方法などによって制度の対象外になる場合があります。
個別の契約について困ったときは、消費者ホットライン188や地域の消費生活センターへ相談してください。
出張買取で注意したいこと
- 親一人だけで対応させない
- 依頼していない物を見せない
- 売却を急かされても即決しない
- 品物ごとの明細を確認する
- 契約書面を受け取り保管する
- 納得できない場合はその場で断る
買取査定を依頼する前の準備
査定を依頼する前に品物を整理しておくと、問い合わせや比較がしやすくなります。
ただし、査定額を上げるために無理な修理や清掃を行う必要はありません。
親の同意を得る
実家にある物は、原則として親の所有物です。
子どもから見て不要な物でも、親に無断で査定や売却をしてはいけません。
まず、次の内容を親と確認しましょう。
- 査定へ出してよい物
- 希望する買取方法
- いくらなら売却を検討するか
- 売れなかった場合に処分してよいか
- 家族へ譲りたい物が含まれていないか
親が迷っている物は、無理に査定品へ入れず、保留箱へ分けます。
品物を種類別にまとめる
本、食器、ゴルフ用品、骨董品などを混ぜず、種類別にまとめます。
専門性が異なる物を一社へすべて依頼するより、主な品目に合う買取サービスを選んだほうが内容を確認しやすくなります。
ただし、量が多く片付けを優先したい場合は、幅広い品目を扱う出張買取へまとめて相談する方法もあります。
写真・型番・数量を記録する
問い合わせ前に、品物の全体、メーカー名、型番、傷や汚れを撮影します。
大型家具の場合は、幅、奥行き、高さ、設置階、エレベーターの有無なども確認しましょう。
事前査定がある場合は、できるだけ実物の状態が分かる写真を送ります。
実際の査定額は、現物確認後に変わる場合があるため、事前査定の金額だけで売却を決めないようにしてください。
軽い清掃にとどめる
ほこりを払う、乾いた布で表面を軽く拭くなど、品物を傷めない範囲で清掃します。
次のような作業は避けたほうが安全です。
- 骨董品を研磨剤で磨く
- 古い本を水拭きする
- 着物を家庭で洗う
- 動かない時計を自分で分解する
- 食器の箱書きを消す
- 古銭の表面を強く磨く
価値が分からない物は、現状のまま専門業者へ相談しましょう。
費用とキャンセル条件を確認する
無料査定と表示されていても、利用方法によって別の費用が発生する場合があります。
申込み前に確認したい項目は次のとおりです。
- 査定料
- 出張料
- 宅配送料
- キャンセル料
- 返送料
- 振込手数料
- 搬出費用
- 値段がつかなかった物の取り扱い
「値段がつかなかった物も無料で引き取る」と案内された場合は、どのような扱いになるのか、処分費用が発生しないかを確認します。
複数の買取業者を比較するときのポイント
買取業者を比較するときは、査定額だけでなく、取り扱い品目、費用、対応方法なども確認します。
実家の片付けでは、売却価格と作業の進めやすさの両方が重要です。
得意な品目が合っているか
買取業者によって、得意な品目は異なります。
例えば、次のように分けられます。
- 本やCDを中心に扱う業者
- ゴルフ用品の専門業者
- 骨董品や美術品の専門業者
- 着物を中心に扱う業者
- ブランド品や時計の専門業者
- 家具や家電を扱うリサイクル店
- 幅広い品目を扱う出張買取
価値が高そうな物は、専門性のある業者を含めて比較すると判断しやすくなります。
査定額の内訳が分かるか
複数の品物を査定してもらう場合は、合計金額だけでなく、可能な範囲で品物ごとの金額を確認します。
金額がつかなかった物についても、返却されるのか、引き取りとなるのかを確認しましょう。
親が残したい物が混ざっていないか、売却前にもう一度照合することも大切です。
売却しない場合の負担を確認する
査定額に納得できずキャンセルする場合に、費用が発生するか確認します。
特に宅配買取では、返送料が利用者負担になる場合があります。
大型品の出張査定では、出張料や搬出キャンセル料などが発生しないか確認しましょう。
対応地域と日程が合うか
出張買取は、都道府県や市区町村によって対応地域が異なります。
実家が遠方にある場合は、家族が立ち会える日程で訪問してもらえるかも重要です。
申込み前に、実家の郵便番号、品物の種類、量、希望日を伝え、対応可能か確認します。
売れなかった不用品はどう処分する?
査定へ出しても、すべての物に値段がつくわけではありません。
売れなかった物は、自治体の通常収集、粗大ゴミ、販売店による回収など、品目に合った方法で処分します。
少量なら自治体の収集を確認する
自分たちで分別でき、指定場所まで運べる物は、自治体の収集を利用しやすいでしょう。
実家がある市区町村の公式サイトで、次の内容を確認します。
- ゴミの分別区分
- 収集日
- 指定袋の有無
- 粗大ゴミの基準
- 予約方法
- 処理手数料
- 持ち込み施設
子どもが住む自治体ではなく、実家所在地のルールを確認してください。
大型家具は粗大ゴミを検討する
タンス、ベッド、机などは、自治体の粗大ゴミとして処分できる場合があります。
ただし、多くの場合は事前予約が必要で、指定場所まで自分たちで運び出さなければなりません。
親だけでは搬出できない物を、回収日まで実家へ残す場合は、通路を塞がない場所に置きましょう。
家電は品目ごとの制度を確認する
テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は、家電リサイクル法の対象です。
自治体の通常収集や一般的な粗大ゴミとして処分できないため、購入した販売店、買い替え先の販売店、自治体が案内する方法などを確認します。
パソコンや小型家電についても、自治体やメーカーなどによる回収方法があります。
大量で搬出できない場合は回収サービスを検討する
家具や不用品が大量にある、階段から運び出せない、退去期限が迫っている場合などは、不用品回収サービスを検討する方法があります。
ただし、家庭から出る廃棄物を収集・運搬するには、市区町村の一般廃棄物処理業の許可や委託などが必要です。
「無料で何でも回収」などの宣伝だけで決めず、事業者の回収方法、見積書、追加料金の条件を確認しましょう。
関連記事:不用品回収と自治体の粗大ゴミはどちらがいい?費用と手間を比較
関連記事:不用品回収業者の選び方|高額請求やトラブルを避ける確認項目
買取と不用品回収は別のサービス
買取と不用品回収は似て見えますが、お金の流れとサービスの目的が異なります。
混同すると、「売れると思って依頼したのに処分料金がかかった」といった行き違いにつながります。
買取は品物を売るサービス
買取では、事業者が再販売などを目的として品物を買い取ります。
査定額に納得すれば品物を売却し、利用者が代金を受け取ります。
ただし、値段がつかない物や、取り扱い対象外の物は引き取ってもらえないことがあります。
不用品回収は処分を依頼するサービス
不用品回収では、不要になった物の搬出や回収を依頼し、利用者が料金を支払います。
物の量、種類、階段、解体作業、車両、地域などによって費用が変わります。
買取と回収の両方を案内する事業者もありますが、どの物が買取で、どの物が有料回収になるのかを明細で確認しましょう。
基本は買取査定の後に処分方法を決める
実家の片付けでは、次の順番にすると物の行き先を整理しやすくなります。
- 親が残す物を分ける
- 家族へ譲る物を分ける
- 売れそうな物を査定する
- 売れない物を自治体で処分する
- 運べない物や大量品は回収を検討する
ただし、退去期限が近いなど、時間が限られている場合は、価格の比較より片付けを完了することを優先する必要があります。
実家の不用品を売るときに親子で決めておくこと
売却後に親や兄弟姉妹と揉めないように、査定前に所有者と品物の行き先を確認しましょう。
特に、思い出の品や価値がありそうな物は慎重に扱います。
誰の所有物か確認する
実家に置いてある物でも、親の物とは限りません。
子どもが置いたままにした物、祖父母の物、兄弟姉妹の物などが混ざっている可能性があります。
所有者が分からない場合は、写真を家族へ共有して確認しましょう。
家族へ譲りたい物がないか確認する
アルバム、記念品、食器、家具、趣味用品などを、家族が引き取りたい場合があります。
査定へ出す前に、必要な人がいないか確認してください。
ただし、「欲しい」と言ったまま引き取られないことを防ぐため、受取期限と運搬方法も決めておきましょう。
売却代金をどう扱うか決める
親の所有物を売却した代金は、原則として親のものです。
子どもが査定や搬出を手伝った場合でも、売却代金を勝手に片付け費用へ充てないようにしましょう。
処分料金や交通費に使う場合は、親と相談し、簡単な記録を残しておくと安心です。
査定・売却した物を記録する
品物が多い場合は、次の情報を記録します。
- 査定日
- 事業者名
- 査定へ出した物
- 売却した物
- 査定額・売却額
- 返却された物
- 受け取った書面
可能であれば、売却前に品物の写真を残します。
兄弟姉妹がいる場合にも、何を処分したか説明しやすくなります。
実家の不用品買取でよくある質問
ここでは、実家の片付けで買取を利用するときによくある疑問を整理します。
古い物ほど高く売れますか?
古いという理由だけで高く売れるわけではありません。
年代、メーカー、作家、希少性、需要、保存状態、付属品などによって査定は変わります。
価値が分からない骨董品や趣味用品は、捨てる前に専門業者へ写真で相談する方法があります。
購入時に高かった物は高く売れますか?
購入価格が高くても、現在の需要が少ない物、再販売しにくい物、状態が悪い物は、査定額が低くなる場合があります。
購入価格だけではなく、現在の中古市場と品物の状態で判断されます。
査定だけ依頼してもよいですか?
査定後に売却するか選べるサービスはあります。
ただし、出張料、キャンセル料、宅配買取の返送料などがかからないか、事前に確認してください。
査定額に納得できなければ、その場で売却する必要はありません。
親が売却を迷っている場合はどうしますか?
無理に売らず、保留箱へ分けて次回確認します。
品物の写真を残す、査定額だけ確認する、家族へ譲れるか聞くなど、段階を分ける方法があります。
親が納得していない状態で業者を呼ぶと、片付け自体を拒否される可能性があります。
出張買取で売った後に後悔したらどうしますか?
特定商取引法上の訪問購入に該当する場合は、法律で定められた書面を受け取った日を1日目として8日以内であれば、クーリング・オフできる場合があります。
対象外となる品物や取引もあるため、契約書面を手元に用意し、早めに消費者ホットライン188または地域の消費生活センターへ相談してください。
値段がつかなかった物をそのまま回収してもらえますか?
事業者によって異なります。
無料引き取り、有料回収、返却、対象外など、取り扱い条件を事前に確認しましょう。
買取契約と廃棄物の回収は別のサービスになる場合があります。追加料金が発生する場合は、作業前に書面で確認してください。
まとめ|売る物・処分する物・残す物を先に分ける
実家の不用品は、古いから売れない、高価だったから高く売れると単純には判断できません。
次の基準を確認し、買取へ出すか処分するかを分けましょう。
- 中古品として需要があるか
- メーカー・型番・作家名が分かるか
- 再使用できる状態か
- 箱や付属品が残っているか
- 査定にかかる手間と金額が見合うか
実家の片付けでは、次の順番が基本です。
- 親が今後も使う物を残す
- 家族へ譲る物を分ける
- 価値がありそうな物を査定する
- 売れない物を自治体で処分する
- 大量品や運べない物は回収サービスを検討する
店頭、宅配、出張のどの買取方法を選ぶ場合も、査定料、送料、返送料、出張料、キャンセル条件を確認してください。
親の物を無断で売らず、査定額と品物の明細を親と一緒に確認することも大切です。
まずは実家にある物を「残す」「売る」「譲る」「処分する」「保留する」の5つに分け、売れそうな物を一か所へまとめるところから始めてみましょう。
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参考資料
※買取対象、査定額、手数料、対応地域、キャンセル条件は事業者によって異なります。申込み前に各事業者の公式サイトと利用規約をご確認ください。
※訪問購入のクーリング・オフには、対象外となる品物や取引があります。個別の契約で困った場合は、消費者ホットライン188または地域の消費生活センターへご相談ください。

