“普通”前提の社会で、静かに止まる人達|最近、「できる前提」が少し増えすぎた

社会の前提

最近、

社会全体が、

“普通にできる”

前提で進みすぎている気がする。

ネット予約。

QRコード。

SNS。

キャッシュレス。

オンライン手続き。

全部、

“分かる前提”

で動いている。

でも実際には、

その途中で、
静かに止まっている人もいる。

「普通にできるでしょ」が増えた

最近よく見るのが、

  • 調べれば分かる
  • 普通そうする
  • 常識でしょ

という空気。

もちろん、
悪気だけではないと思う。

でも最近、

“分からない側”

への余白が、
かなり減っている気がしている。

タクシーの電話でも感じる

例えば、

タクシー会社で、

「予約です!10時10分に!」

と言われる。

でも今10時。

つまり、

“今すぐ”

なんだけど、

本人の中では、
“予約”
として整理されている。

最初は、

高齢者だけだと思っていた。

でも最近、

若い人でも増えている。

私は時々、

“理解”
というより、

“整理”

が追いついていない人を、
かなり見る気がしている。

「普通学級だから大丈夫」ではない

学校でも似た感覚がある。

最近は、

普通学級の中に、

静かに困っている子がいる。

でも怖いのが、

静か。

暴れない。

授業を止めない。

だから、

“問題なし”

で進む。

私は最近、

“普通”
という言葉の中に、

かなり広い幅が入っている気がしている。

SNSは、“できる人”に合わせて進む

今のSNSって、

かなり処理能力を要求する。

  • 空気読み
  • 比喩
  • 速度
  • 情報整理
  • 言語化

全部必要。

しかも、

少し止まるだけで、

  • 情弱
  • 常識ない
  • ヤバい人

扱いされやすい。

私は最近、

“理解が遅い”
だけで、
かなり苦しい社会になっている気がしている。

「分からない」が言いにくい

これも大きい。

本当に困っている人ほど、

説明が苦手だったりする。

だから、

  • 質問できない
  • 相談できない
  • 整理できない

まま止まる。

私は最近、

“困っている側”
ほど、
声を出しにくい構造になっている気がしている。

高齢者だけの話でもない

最初は、

高齢者問題だと思っていた。

でも最近、

若い人でも、

  • ネット手続き
  • 予約
  • 契約
  • SNS
  • 金融

で、
静かに止まる人を結構見る。

しかも今は、

操作できてしまう。

なんとなく押せる。

なんとなく登録できる。

でも、

理解は追いついていない。

私は最近、

“分かってないのに進めてしまう社会”

になっている気がしている。

闇バイトのニュースでも、少し似たものを感じる

最近、

闇バイトのニュースを見るたび、
少し引っかかる。

もちろん犯罪はダメ。

でも時々、

“その後”
を想像できないまま、
流されている感じがある。

私は最近、

“想像力”
とか
“整理力”

みたいなものが、
社会でかなり重要になっている気がしている。

「誰も悪くない」のに、止まる

これが一番難しい。

本人だけの問題でもない。

社会だけの問題でもない。

でも、

静かに止まる。

そして、

周囲からは見えにくい。

私は最近、

“音のしない困り方”

が、
かなり増えている気がしている。

「助けを求める能力」まで必要になった

今の社会って、

助けを求めるにも、

  • 言語化
  • 説明
  • 比較
  • 整理

が必要。

でも実際には、

そこが一番苦しい人もいる。

私は最近、

“自力で助けを求められる人”
しか、
救われにくくなっている気がしている。

関連記事

“普通学級だから大丈夫”ではない現実
『予約です!10時10分に!』と言われて少し考えた
SNSの攻撃性を見るたび、『分からない側』の逃げ場を考える
闇バイトのニュースを見るたび、“想像力”について考えてしまう

まとめ|“普通”の幅が広がりすぎている

私は別に、

昔の方が良かったと言いたいわけではない。

でも最近、

“普通にできる”

前提が、
かなり強くなっている気がする。

そして今日も、

誰にも気づかれないまま、

静かに止まり続けている人がいるのかもしれない、

と思っている。

タイトルとURLをコピーしました