はじめに|なぜこの備えが必要なのか?
最近、地震や台風の頻発、そして物価高騰などで、「万が一の備えをしておかないと不安だな」と思う方が増えています。
しかし、備えをどう始めたら良いか分からない、または手軽にできる方法がわからないという方も多いでしょう。
そこで、今回は「ローリングストック」という備蓄法をご紹介します。
これは、普段の生活で使う食料を少し多めに買っておき、使った分を補充するという方法です。
始め方はとてもシンプルで、誰でもすぐに取り入れることができます。
ローリングストックとは?|初心者向けにやさしく解説
ローリングストックとは、普段使っている食料品を多めに買っておき、使った分を補充することで“備え”を保つ方法です。
特別な非常食を買う必要はなく、普段使っているアイテムをストックしていくことが基本です。
この方法が初心者におすすめなのは、食べ慣れているものを備えておくことで、無駄なく使いながら備えを続けられるからです。
例えば、レトルトカレーや缶詰、フリーズドライ食品など、普段の食事で使っているものをストックしておき、使ったらその分を買い足すという流れです。
実践パート|どうやって始める?どう選ぶ?
ローリングストックを始めるための3つのステップをご紹介します。
普段使う食料品をリストアップ
まずは、普段家でよく使う食材や食品をリスト化します。
例えば、レトルト食品、パスタソース、缶詰、無洗米、フリーズドライスープなどです。
これらを、少し多めに買い置きしておきます。
使用期限と保管場所の管理
賞味期限が切れないように管理するため、ラベルに使用期限を記入したり、冷蔵庫やストック棚を整理しておくと良いでしょう。
これにより、いつでも管理しやすく、古いものから使い、補充することができます。
実際に使いながら補充
ローリングストックのコツは、使った分だけ補充することです。
普段の食事で使った分を、その都度補充していけば、非常時にも慌てず備蓄が保たれます。
例えば、缶詰やレトルト食品は、特にストックしやすいアイテムです。
これらを少し多めに買い、使ったらすぐに補充することで、いつでも備蓄状態が整っているという安心感を得られます。
よくある疑問とその答え(Q&A形式)
Q1. ローリングストックってどれくらいの量を備えればいいの?
A1. 一般的には3日分から1週間分の食料と水を目安に準備しましょう。
例えば、1人あたり、水は1日3L×3日=9L、食料は1日3食×3日=9食分が最低限の目安です。
Q2. 賞味期限が近い食品があった場合、どう使うべき?
A2. 賞味期限が近いものは、普段の食事にどんどん使ってしまいましょう。
使った分を補充することで、食品が無駄にならず、備蓄も循環します。
特に、レトルト食品や缶詰などは長期間保存できるので、常に新しいものをストックする習慣をつけておくと便利です。
プチコラム or 豆知識|テーマに関連した+α情報
実は、ローリングストックは、災害時だけでなく、日常的に役立つ方法でもあります。
たとえば、急な来客や忙しい日の食事にも、ストックしているレトルトや冷凍食品を活用することができます。
また、災害時の備えとして、家族やペットの食事も考慮して準備しておくとより安心です。
さらに、ローリングストックを取り入れることで、食費の無駄遣いを減らすことにも繋がります。
賞味期限が近づいた食品を早めに使い切ることで、無駄なく食材を消費できます。
まとめ|少しずつ始めれば大丈夫
ローリングストックは、完璧に備えを整えようとしなくてもOK。
まずは、「普段食べている食品を少し多めに買っておく」ことから始めてみましょう。
1日1品でも、着実に備えが進みます。今日から、いつもの買い物で1つ多く買うことから始め、少しずつ備えを整えていきましょう。
災害時にはもちろん、日常生活でも役立つローリングストック、ぜひ実践してみてください。