なぜこの備えが必要なのか?
災害やパンデミックなど、いざというときに最も困るのが「家族の食事」です。
特に小さな子どもや高齢の家族がいる家庭では、空腹が大きなストレスになります。
でも、家族全員の分を備えるのって難しそう…と感じていませんか?
実は「非常食セット」を活用すれば、初心者でも簡単に始められるんです。
家族向け非常食セットとは?|初心者向けにやさしく解説

非常食セットとは、災害時に必要な食事を一定日数分まとめた備蓄食品のセットです。
家族構成や人数に応じて内容が設計されているものが多く、「何をどれだけ備えればいいか分からない」という人にぴったりのアイテムです。
一般的に、セットにはご飯・おかず・スナック類・飲料水などが含まれており、温めなくても食べられるものが中心。
最近は、アレルギー対応や離乳食対応、栄養バランスを考えた商品も登場していて、家族ごとのニーズに合わせて選べるようになってきました。
実は知られていないかもしれませんが、自治体や企業でも導入が進んでいる信頼性の高い備えなんです。
実践パート|どうやって始める?どう選ぶ?

ステップ①|日数と人数を決める
まずは「何日分、何人分を備えるか」を決めましょう。
政府の推奨は最低3日分、可能なら7日分。
家族4人なら、3日分で約12食×3=36食分が必要です。
ステップ②|食べる人の特徴を考える
子ども、高齢者、アレルギー持ちなど、家庭によって必要な食品は異なります。
例えば乳幼児がいるなら離乳食付きセット、高齢者がいるなら柔らかめの食品や和風中心のメニューを選びましょう。
ステップ③|セット内容と使いやすさを確認
「食べ慣れた味か?」「開封しやすいか?」「温めなくても食べられるか?」をチェック。
口コミやレビューも参考になります。
さらに、賞味期限が5年程度ある商品を選ぶと管理がラクです。
+αの工夫
・味見しておく(いざという時に戸惑わない)
・水や紙皿、スプーンなども一緒に備える
・保管場所を家族に共有する
最初からすべてを揃える必要はありません。
「まずは1日分」からでも大丈夫です。
よくある疑問とその答え(Q&A形式)

Q1. セットを買えば全部安心?
A1. セットはあくまで“スタートライン”。
実際には水や食器、ゴミ袋、さらにはトイレ用品なども必要です。
セット内容を確認し、不足分を追加するのがおすすめです。
Q2. 子どもが食べられないものが入っていたら?
A2. 子ども向けに食べ慣れたレトルトやおやつを個別に準備しましょう。
甘いものやジュースは、精神的にも安心感を与えてくれます。
プチコラム|わが家の「セット活用法」

わが家では、毎年「防災チェックデー」を設け、非常食セットの中身を子どもと一緒に確認します。
実際に食べてみることで、「これはおいしい」「これは苦手…」など、家族の好みを把握でき、翌年のセット選びに役立ちます。
また、保存食の一部はキャンプでも活用。
楽しみながら備えを学ぶことができ、子どもたちの意識も高まりました。
セット=“しまい込む”のではなく、“活用して更新する”ことが、我が家流の防災習慣です。
まとめ|少しずつ始めれば大丈夫
非常食セットは「何を買えばいいか分からない」人の強い味方。
最初から完璧を目指さず、「1日分から」「1人分から」始めることで、自然と備えが形になります。
まずは家族構成に合ったセットを1つ選んでみることが、最初の一歩です。